固定観念

外を歩いていたら、くじか何かで「777」で大当たり的なポスターが貼ってありました。
それを見て真っ先に「999……じゃなくて1000分の1か」と思ったんですが、しばらくしてふと考えました。
なんで1000通りしか無いって思ったんだろうと。
大抵の場合数字といえば10進法表記なので間違いでは無いんですが、「これは柔軟な発想が出来ないからそう思ったんじゃないか?」と。
そう思ってからは、10進法というモノを理解している小学生とか中学生とかに「1桁で20を表現しなさい」と質問をしたら答えられるんだろうかとか、今でこそ答えを出せるけど、小学生だった当時には果たして出来ただろうか? などと考えながら歩いてました。


今これを書きながら改めて考えると、「1桁で20を表現しなさい」と言う表現自体がミスリードというかおかしい表現だと気づくわけですが。
そのとき考えていた答えは「0123456789ABCDEFGHIJ」とか「あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと」とか「意味のない図形を20パターン」とかだったわけですが、これも固定観念にとらわれてますよね。
使用できる文字を数字と限定した場合でも、1桁=1文字である必要はないので「0/1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19」の2桁表記を1桁と見なすというのでも良いわけです。


ううむ、やわらか頭になるにはほど遠いようですよ。
ずっとこんなこと考えてたら気疲れしそうですが。
そもそも、やわらか頭の人は考えるまでもなくそういう思考をするんでしょうね。


追記。
Wikipediaを見たら、10進法という表記は好ましく無いとありました。
理由は至極単純で「10」が「十」を意味するのは十進法だからだそうです。
そりゃそうだ。
「10」が「十」にならない表記だってあるわけだし。
でもその発想は無かったなあ。
やっぱり私の頭はカッチカチのようです。
元の文中の表記は「十」でなく「10」のままにしておきます。