USBクラッシャーの正体

ついのその正体が分かりました。
先日W700用に買ったBluetoothキーボードの充電用ケーブルが粗悪だったことが原因でした。


正常なUSBプラグはこちら。
*本稿ではケーブル側をプラグ、PC側をコネクタと書くことにします。

そして、粗悪なUSBプラグはこちら。


微妙にアングルが違いますが、粗悪の方は1箇所だけ接点が盛り上がっているのが分かりますか?
この盛り上がりのせいでW700側のUSBコネクタがやられたのです。


USBのコネクタはこのような形状になっています。
適当な図なのでわかりにくいと思いますが……。


プラグは写真の状態から180度回転した状態、つまり板状の部分が上下入れ違いで入るようになっています。
それぞれの板状部分の内側の面に4つ接点があり、それが接触するようになっているのですが、板状の部分はぴったりとはくっつかないようになっているみたいです。
そこで、コネクタ側は接点が山型のバネ状になっており、各接点の隙間を埋めるようになってます。


で、写真の粗悪プラグを差し込むと、バネの部分が通常より強く押し込まれて山が無くなってしまうのです。
平らか谷型になってしまった接点は、当然プラグ側と接触できないので、接触不良が起きます。
そのため、W700のUSBコネクタがお亡くなりになってしまったのです。


構造は理解できたので、とりあえずもう一度山型になるようにすれば直りそうです。
細い針金を使って格闘すること数分。
他の接点より山型が低いですが、なんとかUSBを認識するようになりました。


まったく、猛牛の野郎、粗悪なケーブル入れやがって。
粗悪なケーブルを使うとコネクタを物理的に破壊されるので、みなさんも気をつけましょう。