パイロットフィッシュ isbn:4043740018

すごく良かったです(今更ですが)。
表紙とタイトルだけで、何となく手にとって、しばらく(去年の8月8日に買ってきたらしい)手に取ってなかったんですが、このところ本も増えていく一方なので、少しずつ消化しようと思って、読み始めました。
主人公がエロ雑誌の編集者だという事以外は、いろんな人と出会って恋愛したり辛い体験をしたりしたという回想がメインで、ありきたりな話なんですが、なぜかこう、本を閉じたくなくなっちゃう。
別に怒濤の展開があって先が気になるとか、そういう事ではないんですが、何か惹かれるモノがありました。
暖かくて、切なくて、透き通ってるけど綺麗なだけじゃなくて。
読んでる最中は読み終わるのがイヤだなあと思ってたんですが、読み終わってみると、何とも言えない、心地よさに包まれてました。
こういうのも読めるようになったんだねえ、私。
と言うところで、今日はこの辺で。